秘密証書遺言

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≪秘密証書遺言とは≫

秘密証書遺言とは、遺言の内容は遺言者の生存中秘密にし、遺言の存在だけは明確に
しておく遺言のことです。

≪秘密証書遺言作成の要件≫

●遺言者が遺言書に署名し、押印すること。
 ・代筆、ワープロでの作成もOKですが、署名は自書でなければ無効です。
 ・押印は認印でOKです。
 
●遺言者が遺言書を封入・封印すること。
 ・封印の印鑑は遺言書に押印した印鑑と同じ印鑑を使います。
 ※遺言書に押印した印鑑と異なる印鑑を使った場合は遺言が無効となってしまいます
が、自 筆証書遺言の要件を満たしている場合は自筆遺言証書としての効力がありま
す。

●遺言者が、公証人1人と証人2人以上の前で封書を提出し自己の遺言である旨を申述
 すること。
 ・遺言書を代筆した場合、筆記者の氏名・住所を明らかにします。

●公証人が遺言書を提出した日付と遺言者の申述を封紙に記載後、遺言者と証人と共
 に署名・押印すること。
 ・これにより公正証書となりますが、遺言書の内容自体は公証されていないので遺言
内容の  不備により無効となる場合もあります。
 

【秘密証書遺言の記載例】
遺言書

遺言者 日本太郎は、この遺言書により次のとおり遺言する。

1、遺言者 日本太郎は、その所有に係る次の不動産を妻である日本花子に相続させる。
 (1) ○○県○○市○○町○丁目○番○号
      宅地  ○○u
      家屋番号 ○番 木造瓦葺平屋建 居宅1棟
                        床面積 ○○u
 
2、上記以外の全財産は、次の割合で各相続人に相続させる。
 (1) 長男 日本一郎は3分の2
 (2) 次男 日本次郎は3分の1

3、この遺言執行者に
   ○○県○○市○○町○丁目○番○号
        行政書士  甲山 太郎  を指定する。

   遺言執行者の報酬として、金○○万円を 長男 日本一郎の相続分から支払うこと。

   平成○○年○月○日

             ○○県○○市○○町○丁目○番○号

                遺言者  日本 太郎  印


【秘密証書遺言の封紙の記載例】

平成○○年第○○号
  秘密証書遺言

遺言者 日本太郎 は、当職及び証人 甲山 太郎、同 乙山 次郎の前に本封書を提出し、この封書は自筆による自己の遺言書である旨を申述した。

    ○○県○○市○○町○丁目○番○号

                遺言者  日本 太郎  印
遺言者につき印鑑登録証明書を提出させて人違いでないことを証明させた。
    ○○県○○市○○町○丁目○番○号

                  証人  甲山 太郎  印
    ○○県○○市○○町○丁目○番○号

                  証人  乙山 次郎  印
平成○○年○月○日本職役場において
    ○○県○○市○○町○丁目○番○号
       ○○法務局所属
                  公証人 丙山 三郎  印




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